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短期的なアウトプット-高齢者とITを考える。 2004年10月19日

《「私、このPDFって使った事が無いんだけど、おしても大丈夫?」

「大丈夫ですよ。」

「うわっなんかでてきた。どうしよう 変なのダウンロードしちゃった」

耳年増な人が多いので、ダウンロード=変な物、というイメージがあるようだ。
ダウンロードの接頭語は意外と「変なの」である事が多い。

で、カタログや案内書が出てくるわけだ。》
使いやすさを考えてみる。

このblogでは、シニアの素朴な感性が紹介されていることが多く、
非常に参考になるが、pdf。確かに、恐怖。なのかもしれない。

ダウンロード=変な物、というイメージという指摘は非常にドキっとする
考え方だ。高齢者がパソコンを使うとき。そこに待ち受けているのは
大いなる冒険である。

この島には何があるかわからない。
聞くこところによると、一瞬で人を食いちぎる魔物がいるという。(ウィルス)
話術で騙してくる詐欺師がいるという。(ネット詐欺)
自分の情報が盗まれ悪用されることもあるという。(個人情報流出事件など)

そんなイメージだろう。
しかし、その島には何かよくわからないが大量の財宝があり、
そこに行くこと。何かを発見すること。それがステータスでもある。
自分がはじめてインターネットに触ったことを思い出す。

私の場合、はじまりは父だった。父がすごい勢いで、私の名前を呼び、
「すごいんだ!すごいのがあるんだ。世界中の図書館の記事が読める機械がある!」
そう話してくれた。

そうか、何かわからないけど、やってみよう。
その感覚にとって、はじめてのインターネットはわくわく感と恐怖の連続である。
これは何だ、こっちは何だ?どこに向かえばいい?何をすればどうなる?

ほしいのは、一枚の地図だった。
これをやったら、これができるよ。
これをやったら、これも出来ちゃうよ。

そういう単純な方法論だった。応用レベルを求めるよりも、今ある知識に
少しずつ自分の知識で考えて実行出来ること。
この感覚がほしかった。

「あ、もしかしてこうやったらこうなるの?」
と聞いて、
「そう!」
と言ってくれたときが一番嬉しかった。体系的な知識ではなく、
自分がとりあえずやりたいことにとって必要な断片でいい。
とりあえず、何かが出来たらしいという感覚。

それがおもしろかった、ということを思い出した。
短期的なアウトプット。
少し何かをやったら、何かが出来たっていう感覚。

これが高齢者とitを考えるときに重要な感覚になるのかもしれない。

投稿者 窪田望 : 2004年10月19日 01:21

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コメント

>私の場合、はじまりは父だった。父がすごい勢いで、私の名前を呼び、
>「すごいんだ!すごいのがあるんだ。世界中の図書館の記事が読める機械がある!」

なんかいい出会いですねぇ(笑
お父さまが素敵です。

Windows95を「なんか、楽しいらしい」と兄と協力して買ったものの、
少し触るとフリーズするので怯えながらつかっていました。

PCを使うときには、「ローマ字入力にしたいのにどうしたらいいのかわからない」
「なんかよくわからないことが起こって、画面がフリーズした」など、
「ちょっと知ってる人にはなんでもないのだろうけど、私にはわからない」という事態に悩まされたので、
「ちょっとこれどうすればいいの?」とすぐに聞ける先生がいたら便利だろうなぁと思います。

そう、地図みたいな。

はじめは別にそんなすごいことがしたいわけではなくて、
少しだけ何かができるようになりたいのですよね。

投稿者 池端みずほ : 2004年10月19日 02:36

ほんと、そう。
ホームページを作る!っていうのも
ほんとは、ちょっとプロフィールを作って
公開するだけで多分に満足。

大満足。

こないだホムペの作り方を友達に教えてそう思い出しました。
絶対、訳わかんない原理を教えるよりも、パッと作れる方法を教えてもらったほうがいいのになあ。
とか思います。

投稿者 窪田望 : 2004年10月19日 03:13

トラックバックありがとうございます☆

ご高齢の方と若い子は学び方が違うんですよ。
たまに学生さんとか教えると、こっちが戸惑う。

ちょっとこれはどうすればいいの?と聞かれたときに、その人の習熟度によって答え方って変るのですが、つまり、人に教えるときはその人のことをそれなりに理解してあげていないとダメなのですよぅ。
その辺は今度お会いしたときにれくちゃぁしましょうか?(笑)

わたしがインターネットを知ったキッカケも父親でしたね
「クリントンさんの犬が見えるって」


しかし、冷たいわたしは「で、犬見てどうする?」

ある日塾で、海外の人とチャットをやった。
巨大なスクリーンに、みながドキドキしながら映し出す。
95年の夏でしたねー。

当時は何が楽しいのかまーったくわからなかった。
メールくらいでしょうか。
もしかして、あの頃の行動って今のシニア層にそっくりかも、とたまに思います。。。

投稿者 モリマミコ : 2004年10月19日 20:21

へえ。そうなんですか。
是非、レクチャーしてください☆

でも、
「で、犬見てどうする?」
には笑いました。

本当に、あのころはじめに使った頃の感触って
シニアが今感じてることと共通点がありそうですよね。

何がおもしろいのかわからない、っていうのも
すごく大事な感覚だと思います。
例えば、「パソコンでおしゃべりが出来るんですよ!」
とか言っても「暇じゃないしね。」とかいう
冷たい返答だったりしますよね。

「で、何が楽しいの?」
これ、答えるの、すごく難しいですね。

投稿者 窪田望 : 2004年10月20日 13:25

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