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慶応大学の福田亮子研究会ではジェロンテクノロジー(高齢者の生活支援技術)の
研究が行われている。福田亮子教授の授業の中で大学生に行われた高齢者への
「呼び方」の研究結果が出た。

ここでわかったのは、高齢者自身が呼ばれたい名称と、若者が呼ぼうとしていた名称に
ギャップがあったことである。高齢者は
1位 熟年
2位 高齢者
3位 おじいさんおばあさん
であったのに対し、若者は
1位 高齢者
2位 おじいさんおばあさん
3位 お年寄り
と答え、高齢者に人気であった熟年は、4%の人しか答えなかった。
これは非常に興味深いデータである。
高齢者には高齢者の言葉へのアンテナがあり、若者には若者の
アンテナがある。
高齢者と若者の間に本来隔たりはなく、つながっている一本の線だが
言葉の感覚にはギャップはあったようだ。
かと言って、私は自分の祖母に「熟年」と呼ぶ勇気はない。
大まかにくくられる感覚は誰しもが嫌がる。
「最近の若者は・・」
「リストラされる中年世代」
「高齢者虐待・・・」
大まかに現象をつかみ、普遍化する言葉は非常に腹が立つものばかりだ。
しかし、そういう大まかなくくりの中でどんな言葉を選べば少しは
腹が立たないか。
そういう観点からこの研究結果はおもしろかった。
呼ぶべき言葉は相手が喜ぶ言葉である。もう少し、研究が必要かもしれない。
投稿者 窪田望 : 2004年10月27日 02:24
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