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痴呆症を「認知症」に変更した反響と私の提案。 2005年2月10日

厚生省が、痴呆症は差別的な表現なので、その言葉を変更しようと奔走していたが、
その新しい呼び方は「認知症」に決定した。それはもう11月のコロの話だが、blog界
でも、色々と議論を呼んだようだ。



せめて「認知失調症」とかだったら、もう少しわかりやすいと思うのですが……。

「痴呆」→「認知症」 (旅行用+R氏の記録)

「統合失調症」の言い換えに比べて,普及する可能性は低いだろう。

「痴呆」→「認知症」(Mochi's-Multitasking-Blog)

何よりも『認知症』と呼び名が変わった事により、当事者やご家族さん自身にとって少しでも病気への向かい方がかわってくれれば…と思います。
痴呆の新呼称は『認知症』(人生のマトリックス)


「認知症」決定は出来レースか。(岩清水日記)
認知症へ(One Night In Heaven)
「痴呆」→「認知症」 (旅行用+R氏の記録)
「認知症」はやめて「認知障」にしてほしい(手の届く範囲だけでもなんとかしたい)
「痴呆」→「認知症」(Mochi's-Multitasking-Blog)
痴呆の新呼称(不定期な「アレ」)
痴呆の新呼称は「認知症」 厚労省、行政用語を変更(はてなダイアリー医学生日記)
痴呆の新呼称は『認知症』(人生のマトリックス)
認知症?What?(Cosi e la Vita)
「痴呆」あらため「認知症」(Motoe Lab, MYU)
認知症? (Hiroaki Suziki's Blog)
痴ほう改め、認知症(事務局のつれづれ日記)
認知症って何なんだ? (20世紀少女)
「慶賀」という名は無駄にポジティブなので「喪黒」に改名します。(わたしのおうち)
「痴呆」から「認知症」へ(電脳くおりあ)
本日より痴呆症改め「認知症」に 厚生労働省(Blog the Tokyo)
行政用語から「痴呆」消滅 新呼称「認知症」に(ホームヘルパー井戸端会議)
痴呆=認知症?んなアホな(催眠・心理学・精神医学)

大まかに要約すると、大抵のblogは、「痴呆には侮蔑的イメージがあるため、
改名自体はいい試みだったがその代替語として、認知症は不適切ではないか?」
という問題提起をしている。

私もその意見だが、提案するなら、どんな言葉がいいだろう、と悩んだ。
確かに、痴呆と言う言葉には、酷くショックな意味がある。

私は私の父方の祖母は「少し、痴呆も入っています」と看護婦に説明されたとき、
激しく不安な気持ちになったのを覚えている。是非、変えてほしいと思った。
うちのばあちゃんを痴呆と呼ぶなんて酷いではないか、と。

提案するなら、色々と悩んだが、チャレンジングな名前がいいと思う。
つまり、痴呆のようにあまりそれから抜け出すことを考えられなくなるような
ネーミングよりももっと、リハビリをすることで緩和しうることをイメージさせるもの
の方がいいと思う。

そこで、私はハンディーキャップシニア、を提唱したい。
ゴルフのときなどで、少しハンデをつけてもらう、のような形で使われるものである。
あれなら、「少しハンディーキャップがついちゃったけど、リハビリすることで良くなって
いくと思います」のように、能動的な形で使われるかもしれない。

痴呆になっても、人間的価値がある、ということを提唱したのは日本の厚生省、
老健局である。これは世界的に見てもすばらしい事業であり、今回の施策も
はじまりはとても良かったと思う。

しかし、多くのbloggerが言うように、認知症というのは分かりづらい。むしろ、
分かりづらいことが原因で悪い面ばかりがクローズアップされてしまうと思う。
「認知症って何?」
「ああ、要は痴呆のこと」
というように使われる現場が目に浮かぶ。

ネーミング変更は確かに緩和剤に大いに役に立つが、元々の意味合いや、
使われる現場を考えないと難しいものなのだ。

投稿者 窪田望 : 2005年02月10日 13:56

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コメント

おひさりぶりです。認知症のネーミングについてですが、
もっとも問題なのは病状などを正確に示していないという
点ではないかと思います。痴呆=何もわからない状態、人を
バカにした呼称、を改めていくのであれば、痴呆が脳の器質性
疾患であること、ケアする際には認知機能よりも記憶に関する
ケアのほうが(おそらく)難しいこと等、実態をきちんと伝える
(たとえば認知記憶症とか)努力がもう少しできたのでは?と思いました。
ちなみに、ハンディキャップという単語は、WHOが障害を定義する
際に、痴呆と同じような議論があり、使わなくなったでのではないでしょうか?
いずれにしても定義が重要である、ということかもしれませんね。

投稿者 有機酸 : 2005年02月10日 23:31

ハンディキャップと言うものは、
WHOが1980年に国際障害分類で発表されたもの
です。
社会的不利・・・ハンディキャップ
能力障害・・・・ディスアビリティ
機能障害・・・・インペアメント
です。WHOが新たに修正したという話はよく知りません。
詳しく教えて頂けると幸いです。

しかし、確かに、ハンディーキャップの原義はhand in capで、英語圏には帽子を手にして路上で施しを乞う姿を意味するという主張をする人もいるみたいです。
その辺りの批判を元に修正したのでしょうか?

・・・ですが、別の主張もありますね。
スコットランドで1300年代に広まったゴルフは、老若男女を虜にし、ゲームが終わると、男たちは居酒屋で、その日のプレーの話に花を咲かせていました。でも、金持ちもいれば貧しい人もいる。
誰が何杯飲んだのか、酔うほどに勘定が混乱してきます。
そのとき1人の賢い人がこんなことを提案した。                
あらかじめ、自分の飲み代を帽子の中に入れておこうじゃないか。余ったら分配すればよし、不足なら金持ちにあとは任せよう。そこで全員、テーブルの上に置いた帽子に手を突っ込んで事前に飲み代を納めることにしました。
その瞬間、均等と平等の精神が確立された。
また、技量が足らないゴルファーにハンディー・キャップを与えれば、上級者と一緒にプレイできるようにしたのもこの精神から・・・・。

ここには平等の精神が入っているみたいですね。
どの原義を元にするか、という話ですが、言葉の世界は奥深いですね。

投稿者 窪田望 : 2005年02月11日 01:19

人と障害のとらえ方のモデルとして、WHOによって整理されたものは
日本語版の名前を国際生活機能分類(ICF)としています。

1970年初頭から始まった障害分類が1980年にICIDHとして公表され、
その後も改良が引き続き行われ、医学モデルと社会モデルの統合が
進み、現在はICFで、生活機能という概念が使われています。

説明は少し難しいのですが、生活機能は三段階のレベルで表現され
・心身機能&身体構造(body fuctions & body structures)
・活動(activity)
・参加(participation)
となり、それぞれと、健康状態、背景因子(個人因子、環境因子)が
相互作用する人と障害をとらえるモデル図を用いています。

なので、個人を援助するということは、環境(その人以外全て)を
改善して本人の力をより発揮できる状態にすること(社会モデル)
さらに、個人を変容させる(治療やリハで能力を上げる:医学モデル)
方法を使いこなして行います。1980年代は医学モデルが全盛期の
時代であったとも言えます。低下したところを見つめるのではなく
動いていること・現在やっている力を評価することを目指しています。

能力障害→活動制限、社会的不利→参加制約となっているはずです。

投稿者 有機酸 : 2005年02月11日 03:01

・心身機能&身体構造(body fuctions & body structures)
・活動(activity)
・参加(participation)
の3つは知っていましたが、
いまいちどういう意味か、分かっていませんでした。
なるほど。勉強になりました。どうもありがとうございます。

弊社は医学モデル事業をするわけでなく、社会モデルを構築することで社会貢献していくソーシャルアントレプレナーでありたいと考えています。

がんばります。

投稿者 窪田望 : 2005年02月11日 12:37

そうですね。医学モデルと社会モデルの統合を目指したということは
双方に優劣があるわけではないので、両方を個人と支援する人たちが
使いこなしていくことをわきまえることが、大事なんだと思います。

さらに、ICFの考え方では、障害者でない人(現実の環境下では、自分が
持っている能力を100%発揮できている人)はいないという考え方なの
ですが、さらに単独で自分の思うとおりに生活できない状態(疾患などの
ためケアが必要)の人がいること、大抵の高齢者が多かれ少なかれその
ような状態であることを、企業がどう意識して展開していくのか、
これからも興味をもって拝見していこうと思います。

がんばってくださいね。

投稿者 有機酸 : 2005年02月11日 15:12

はい!ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!

投稿者 窪田望 : 2005年02月16日 01:11

A gentler feeling at the name of Hawkeye, quietly returned Deerslayer.

投稿者 american company insurance life medical : 2006年12月28日 16:57

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