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イタリアで電話を素敵に利用している事例がある。
ただの電話ではない。ましてや、糸電話のようなチンケなサービスとも
違う。なんと、銀の糸だ!名前からしてすごそうではないか。
銀の糸は孤独と疎外にうちかつための、連帯と権利としての高齢者の
電話局。AUSERのボランティアの人々によって自主管理されている
サービスで、年間休みなく続けられている。優しい隣人として電話で話を
聞いたり、高齢者とのつながりをつくると共に、居心地の悪い状況にうちかとう
とするものだ。
正直、この程度のサービスなら日本にも事例はあった。
日本でも実際にこのサービスは人気であり、多くの効果を発揮している。
しかし、このサービスはそれに終わらない。
ボランテイアの人が問題を抱えている高齢者のところへ出かけて話し
相手をつとめたり、家事を手伝ったり、医院への付き添いをしたり、買い物や
書類の手続きをする。必要な時、または誰かと話しをしたい時に、「銀の糸」
へ電話ができるようになっている。「銀の糸」は、年間を通して夏休み中も
ボランティアの人々の出会いの場所であり、文化、レクレーションおよび
観光に関するイニシアチブに参加する場所でもあるようだ。
しかも、この銀の糸が素晴らしいのは、システマチックな対応が取られている
点だ。
現在イタリアの110の市町村に存在し(州、県、また小さい町にも)、緑の電話
800-868116でそれぞれが連結している。この番号を廻すとローマの「銀の糸」
の事務所が応答し、ここが電話をかけた人の一番近い町の「銀の糸」の事務所
と連絡をとってくれるのだ。
高度な技術をさりげなく、今までの当たり前の技術の中に入れる。
これは画期的な効用がある。新しい何かを覚えるよりも、いつもの何かが
進化したほうが使いやすいからだ。
実際、この銀の糸。現在は、電話医療サービスなどを試験導入していると言う。
いつもの何かに+αする。
その発想もシルバーエンターテインメント的なのかもしれない。
投稿者 窪田望 : 2005年03月22日 00:54
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