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企業を巡る「価値観」に変遷が見られる。最近では、M&Aや敵対的買収、
モノ言う株主の増加、「企業文化」融合失敗による経営の失敗、などが
最近の顕著な例だろう。
しかし、古来の日本にはこういった思想とは別の観念価値があったはず
だった。石田梅岩の商人道によると、「商法を守り、我が身を敬うべし」と
いう言葉がある。これは現在で言うところのコンプライアンスであるし、
「実の商人は先も立ち、われも立つを思うなり」は共生を説いていた。
又、渋沢栄一氏は「道徳経済合一説」を説いている。財産そのものが否定さ
れるのではないがその財産を得る方法や、あるいは使い方、言い換えれば財
産を手に入れる動機が問題なのだ、と渋沢は考えたのだ。
さらに、日本の偉大なる経営者はまだまだ多い。松下幸之助は、真の使命を
知った日「命知元年」として商品を普及し、人々の生活を潤すことや人々の生
活向上に奉仕することを挙げているが、どこにも金儲けのことは書いていない。
又、カネボウも「愛と正義の人道主義」を説き、会社の繁栄は従業員の繁栄という
考え方を示していた。
しかし、そこで「失われた10年」が起きる。それまでの経済学はインフレ解決を
目指すものしかなかった。それが急激にデフレの問題やリストラの問題が起きる。
そこで日本の企業は急激に価値観を変化させてしまう。
「どうにかしてこの不況から脱出するために米国のコーポレートガバナンスを
導入しよう。」
つづく
日本古来の経営者に学ぶ 2
投稿者 窪田望 : 2005年09月26日 10:17
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