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米国のコーポレートガバナンス制度、それは一見斬新であり、何よりも
アメリカ、という信頼性が強かった。しかし、これはどういう思想なのか。
1919年のミシガンの最高裁は「企業は株主のために利益をあげる」と
明言。1970年のM・フリードマンは「企業の社会的責任は利潤の追求で
ある。」と話した。
そう考えると、これは実はこれまでの「実の商人は先も立ち、われも立つ
を思うなり」という日本古来の根本思想とは違っていた。「道徳経済合一
説」とも違っていた。松下幸之助の「命知元年」ともカネボウの「愛と正義
の人道主義」とも違う概念だった。
企業は利益追求のマシーンであり、企業価値は株式時価総額+負債
時価総額の単純数式で計算された。しかし、そういうムーブメントは短期的な
ROE向上の施策を行ってしまうこともあった。自分の社長任期中にROEを
向上のための施策をしよう、という思惑が見える施策だ。
その短期的なROE向上施策は人件費・研究開発費・設備投資抑制をし、
自社株買いをすることだ。しかし、結果的にそれだと新製品が出てこない。
自己資本比率が減り、財務基盤が弱体化してしまう。それで本当にゴーイ
ングコンサーンになるのだろうか。
つづく
投稿者 窪田望 : 2005年09月27日 10:41
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コメント
ご無沙汰してます。元気ですか?
ちょっと趣向の変ったシリーズですね。
原点に立ち返って、理念の確立。
苦しい時期を越えると起業も人間も大きくなるのは同じです。
投稿者 まこと : 2005年09月28日 22:14
渋沢栄一氏と松下幸之助氏は、自分も尊敬する経営者です。
一年前ぐらいに渋沢栄一氏の大正時代の著作を見たのですが、現代にも当てはまる指摘が多くてびっくりしました。
利潤の追求は目的として外せないけれど、利潤の使い方が社会に承認されてこそ優良企業として社会に受け入れられるんだと思います。
投稿者 桜川 明竜 : 2005年10月01日 02:03
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