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例えば、高齢になって脳溢血で倒れたとする。そのときに待ち受けている
世界を想像してみる。
・・・もしかしたらあまり想像したくないかもしれない。
しかし、人生を楽しむ方法もあるのだ。
旅行会社「有限会社ベルテンポ・トラベルアンドコンサルタンツ」は、
その方法を提案している。障害がある人向けのバリアフリー旅行を提案して
いる会社である。その会社では、「楽しみが人を変える」奇跡が起こる。
以下はこの会社の中の「体験談」だという。
http://www.beltempo.jp/story07.html
脳出血で倒れ、病院に運ばれたとき医者から
「命は助けますが、植物人間は覚悟して下さい。」と言われたそうです。
その後、奇跡的に意識を取り戻しリハビリをするようになったものの
一回30分と決められた時間以外は歩くことも禁止され、ベッドで安静に
と言われたそうです。
自己責任でやるからと言っても聞き入れてもらえず、旅行がしたいので
外泊届けを出そうとしたら、「責任が取れないから、どうしても旅行する
なら退院して行ってください。」と通告されたそうです。
悩みに悩んだSさん。退院させて旅行を選びました。
ご縁があり、その時私たちに声を掛けて頂きました。
慎重に準備した長崎への温泉旅行は大成功。その後、少しずつ距離を伸ば
し飛行機に乗り、新幹線に乗る練習をして、昨年ついに念願のハワイへご
一緒したのです。
最初にお逢いした当初は言語障害もかなり残っており、発語も良い状態で
はありませんでしたが、旅行に出かける度に歩行器で歩く距離が伸び、顔
色が良くなり言葉もはっきりとして来ました。
そしてハワイで買物がしたい、化粧品が買いたいとおっしゃっていたSさん。
デパートの化粧品売り場を見つけるや、いきなり車椅子から立ち上がり、
杖も歩行器もないまま歩き始めたのです。
これにはご主人も私もびっくり。
数年前に植物人間覚悟と言われた状態から「旅に出たい」、その想いだけで
リハビリを続け、ついに立ち上がったSさん。
リハビリをビジネスにするなら、単にリハビリ方法を工夫する
だけでなく、リハビリの向こうにある楽しみを提供する。
そしてネガティブな状況をポジティブなツールによって解消する道を
考える。そんなシニアビジネスは今後増えていくかもしれませんね。
投稿者 窪田望 : 2005年09月16日 17:09
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