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読売新聞
「団塊の世代」のサラリーマンが、2007年から10年ごろにかけ
て、一斉に定年を迎える。その数、ざっと300万人。彼らは退職
金をほぼ満額受け取れ、総額は80兆円にも達すると言われる。持
ち家はバブル以前に取得。住宅ローンや教育費負担からも解放さ
れ、年齢的に親の遺産が転がり込む時期でもある。定年ラッシュ
で、金融資産ン千万円の“プチ富裕層”が続出することも予想さ
れる。団塊世代の巨額マネーの争奪戦が始まろうとしている。
そう。団塊の世代の獲得競争は最早間近に迫ってきている。ただで
さえ、50歳以上は日本の金融資産シェアの72%を占める巨大マーケ
ットだ。これに退職金が加わる。その総額は80兆円。
当然、証券会社や銀行はこのマーケットを狙う。しかし、結論は
芳しくはないようだ。それは団塊の世代がなかなか動かないから。
「仕事一筋だった団塊の世代は、定年後の生活について全く考えて
いない人が多い。思考停止と言ってもいいくらいです」
そうなのだ。一生現役が信条である団塊の世代は定年というキーワード
をあまりリアルには感じていない。むしろ、その後も仕事を続けようと
思っている人も多いはず。ビジネスマンとしての意識が強いのだ。
ご隠居様と自分を重ねることは無理な相談だろう。
つまり、アプローチを変える必要がある。ご隠居としてではなく、あくま
で熟練消費者としてアプローチをするべきだ。当たり前の商品なら、
営業をするとその裏まで分かっている人に売れるわけがない。逆に
驚かすことが出来れば、売れる。
実は単純なのだが、なかなかそこは気づかれない。80兆円、それを獲得
するのはまず相手のプライドを立てることを考えるべきかもしれない。
投稿者 窪田望 : 2005年12月13日 18:13
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