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お隣の国、中国のシニア事情はどうなのだろう。
60歳以上の人口が1億4300万人と日本の人口も上回って急速に高齢化が進む中国。シルバー産業の市場規模は2010年にも1兆4000億元(約21兆円)に達するとされ、昨年末に大連で開催された「中国国際老年人用品博覧会」にはオムロンやカシオ計算機など日本企業も出展し、中国市場開拓の機会をうかがっている。医薬や生命保険、観光、レジャーなどを含めたシルバー産業全体の市場規模は、20年に4兆3000億元にのぼるとの試算もある。
相変わらず、中国は数的なボリュームがすさまじい。オリンピック以降の
中国の情勢を見極めた上で、中国進出が本格化するのか?
出展したオムロンは血圧計で世界トップシェアにあり、中国でもシェア70%を獲得している。上海など沿岸部では食生活の西洋化などで生活習慣病患者が急増。中国全体で高血圧患者も1億人以上とされ、血圧計の購入者が増えている。オムロンは全国80カ所に看護婦を配置した健康サービスセンターなどで生活習慣改善などを提案しており、自社ブランド構築にも一役買っている。
健康分野だけではなく、レジャー分野にも事例があると記事は伝えている。
又、老人ホーム業界も花盛りだ。一般的には、中国の文化的背景から、
親を老人ホームに入れることに対する道徳的反対意見はよく言われるが、
その親の高齢者自体が変化してきているという報告もある。
NTTデータ経営研究所より引用
上海市では、高齢者の1.9%、約4.8万人が高齢者住宅を希望しているのに対し、商業ベースで高齢者住宅の開発を行っている会社は1社しかなく、ほとんどニーズに応え切れていない状態が続いている。北京市では、40万人以上の高齢者が老人ホームへの入居を希望しており、武漢市でも、84.6%の高齢者が子供の世話にならない独立生活を望んでいる。
第15次老齢事業発展5ヵ年計画は、都市部における老人ホームベッド数を高齢者1,000人あたり10床整備することを目標にしており、都市部では富裕層向けの老人ホーム建設が地方政府等を中心に進められつつあるが、全く追いつかない状況である。高齢者住宅あるいは老人ホームビジネスは、現在、中国で顕在化している最大のシニアビジネスと位置付けることができるだろう。
やはり、徐々に世界的な高齢社会の波が押し寄せる中、日本の企業には
世界的な展開可能性を考慮せざるを得なくなってきた。適応戦略をどう仕掛けるか、
その辺りが成功/失敗の境目になりそうだ。
投稿者 窪田望 : 2007年01月17日 19:41
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