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日本はアメリカの約3倍、フランスの約5倍のスピードで高齢化が進んでいる。
それは長寿社会という面では、とても幸せなことで、そこを忘れているかのような
議論展開が個人的には嫌いだから、あんまりブログに記載していないのだが、
長寿社会は裏を返せば、医療費の増大という問題も含んでいる。加えて少子化
で生産人口が減少している中、医療保険制度は破綻の危機を迎えている。
そこで、「みんながもっと健康に気をつければ、少しでも医療費削減出来るのでは。」
というメッセージを考えた人がいた。それをセルフメディケーションと呼ぶ。
WHOによる定義では、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調
(minor ailments)は自分で手当てすること」とされている。
日本薬剤師会の一般用医薬品委員会による、セルフメディケーションの定義
(2003.11)によると、「自己の健康管理のため、医薬品等を自分の意思で使用
すること。」となっている。
こういった話は普段あまり意識しないが、実は企業のマーケティング活動にも
現れている。たとえば、
サントリーの黒烏龍茶が「コレステロールが気になるあなたに。」という広告文が
打てたのは、トクホという厚生省が認定した食品であるからだ。普通、こんなことを
したら、薬事法にひっかかる。これは一種のセルフメディケーションの流れ。
後はジェネリック薬品というトレンド。テレビCMなんかで放送されだして、一般的に
なってきた概念。これは、すごくすごく大雑把に言うと、薬品が同じ成分で、しかも
安くなるよ、っていう代替医薬品のこと。
普通は薬品を作るときに、成分から開発するため、10年から15年程度かかるらしいが、
この代替医薬品ははじめから承認されている成分を使うことで、開発や研究にかかる
時間も金額も減らし、金額を下げることに成功した。
(一方、これはあくまで謳い文句的な意味合いが強く、専門家の間では、いろいろな
議論がされている。それは今度、別のエントリーで紹介する。)
こんな風に、セルフメディケーションという流れは意外に身近で起きている。
あなたのビジネスにこの概念を取り入れてみることは出来そうですか?
投稿者 窪田望 : 2007年02月07日 21:43
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